1949-09-22 第5回国会 参議院 文部委員会 閉会後第8号
それに伴いまして安定本部では食糧の需給計画というものを立てておりますが、その場合に一般消費者に対してどういう基準で配給するかということが基本になりますから、一應案を作りまして、安定本部内にあります國民食糧及び営養対策審議会という所に一應諮問いたしました。その結果一つの案が纏まりまして、それを関係方面とも連絡をいたしまして、九月五日の閣議で決定をいたして発表をしたような次第であります。
それに伴いまして安定本部では食糧の需給計画というものを立てておりますが、その場合に一般消費者に対してどういう基準で配給するかということが基本になりますから、一應案を作りまして、安定本部内にあります國民食糧及び営養対策審議会という所に一應諮問いたしました。その結果一つの案が纏まりまして、それを関係方面とも連絡をいたしまして、九月五日の閣議で決定をいたして発表をしたような次第であります。
○田口委員 補給金問題の処置いかんにつきまして、漁業あるいは國民食糧問題その他に関しまして重大なる影響あることにつきましては、前の各委員からの街発言がございましたから、私に特に見方をかえまして、日本の自立経済がいかにあるべきか、いかに考えて行くか、こういう点からいたしまして、この補給金問題について、特に大蔵大臣の街同情と御配慮を願いたいと存ずるのであります。
ところがその供出されますところを予想して需給計画を立てて一箇年の國民食糧を政府は責任を持つてやつておるわけでありますが、年々繰り返されるところの風水害等、あるいは虫害等、農業災厄に臨みまして、予定の收入が得られない。いわゆる補正しなければならないという事情に迫られることも、これはおのずから考えられることであります。
私共のこの経済安定本部といたしましては、只今申上げました局長六人、次長三人修正を頂きまして十一人になりましたけれども、更にこの経済安定本部としての使命を果しますために、民間から顧問をお願いをいたしておりまするし、その外にそれぞれ経済復興計画審議会とかそれから資源調査会、経済再建整理審議会、國民食糧及び栄養対策審議会、通貨発行審議会、そういうような審議会を設けまして、民間からいろいろ御助力を頂いておりまするし
あるいは戦争遂行の過程において制定せられたものではあつても、食糧管理法の第一條にも示している通り、國民食糧の確保及び國民生活の安定をはかるためのものである。戦争終了後の現段階においても、まつたくさように考えているのでありまして、戦争中に制定されたゆえをもつて、ただちに違憲であるという議論は、どうしてもまつたく根拠がないと考えます。
それからまた日本人の食習慣は、安定本部にございますところの國民食糧栄養対策審議会というものの結論でも明瞭に出ておりますように、澱粉質をむしろとりすぎて、蛋白、脂肪が足りない。
御承知の通り戰爭前におきましても、日本の國民食糧は、酒も或いは菓子類、「うどん」類、自由に食べられました当時において一石一斗内外の平均であつたのであります。三合といたしましても一年に平均約一石一斗になるのであります。常識から考えましても、米と麦とによつて三合六勺配給するという必要はないのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)決してさようなことを申上げたことのないことを御承知願いたいと思います。
○國務大臣(周東英雄君) 國民食糧の増強確保に関しまして重要な役割を占めております水産業が、資金の枯渇或いは不円滑のために着業が不可能となつたり、或いは操業を短縮しなければならないということになりますことは、今日の食糧問題の重要なときにおきまして誠に由々しい問題であると考えます。
二合七勺の國民食糧配給を確定した、そうしてしかも國内の米産高ではその二合七勺は確保できないということは、最初から予定されておる。從つて輸入食糧の援助があつてこそ、初めて國民の二合七勺の確保が一貫するのじやないか。繰返して申し上げますが、從つて政府に具体的なその希望食糧の数量が出ていなければ、この二合七勺の國民配給の確保が國民に納得し得られないことになる。
○川島委員 せつかくその筋に対して懇請中であるということは、われわれも了承するのでありますが、大体政府において、二合七勺の國民食糧配給を確保いたして行きます場合においては、今後輸入食糧はどの程度の具体的な輸入がなければ、この二合七勺並びに労務加配の確保はできないということは、当時初めからわかつていなければならぬ事柄でありますので、政府はその筋に対しての輸入食糧に対する希望といいますか、できるだけその
また、特に農民に苦労させて、國民食糧の確保に協力させようとしていろいろな施策をしておりますが、そのうちに、農民に最も大きな苦労をかけているものは、早場米の供出であります。
○政府委員(平田左武郎君) 戰後の我が國の畜産業は、申すまでもなく一般の國民食糧の窮迫いたしておる実情の下に、飼料の問題が非常にやかましい問題になりましたので、終戰後の畜産の振興を図るということは、なかなか困難な実情に置かれておつたのであります。
この食糧確保臨時措置法によりますれば、はず大体農民が戰時中及び戰後、現在にいたるまで多年要望いたしておるところの、増産と供出方法の民主化と、また國民食糧の確保と公平なる割当の内容がそこに織込まれているのでありまして、かかる法律が一日も早く実施されることは、すなわち精農家とかまた貧農家がともともに増産の熱意に燃え、以上の目的を達するのであります。
結局数量に無理を続けていくから、そこにいろいろな問題が出ると思いますから、私はこの際食糧管理局長官にお尋ねいたしたいのでありますが、管理制度を布き、供出制度を実施して以來、今日まで手をかえ品をかえて、われわれは國民食糧の確保のために努力をしており、苦心をしておる。そのことはよくわかります。しかし実績がはたしてどれだけ自冬に操作し得る数量をつかみ得たかということであります。
これでは非常に現在重大な國民食糧確保の上にも大きな影響を與えるわけでありまして、政府としては十分この點をお考えになつておられるかどうかということを、まずお伺いしたいと思うのであります。
それで、これは九箇條からなつているのでありますが、この國民食糧というのはどういうものをいうのか。今非常に統制がやかましいので、調味料が一回も配給にならぬというような場合には、やはりこれを買わせければならぬというような關係から、とにかく國民を犯罪者たらしめるということはいかぬという建前において、塩、みそ、醤油等もこの國民食糧、家庭用緊急食糧に加えたのであります。
相當な價格に引上げて、そして農民も喜んで、納得ずくで供出して、配給による主食で國民食糧を滿たすというところまでもつていかなければ、ただ理論的に、ほかの物價指數によつて計算した低い米價では、いつまで經つても滿足な配給もできないし、結局來年も再來年も再生産ということが擴大しないので、食糧不足に悩む年を毎年々々繰返していかなければならぬだろうと思います。
現在もそう思つておるのでありますが、農民が要望する、いわゆる耕作農民なりその他の團體が生産費の上に立ち、また生産の上に立つて計算した米價というものを、ただほんとうの輕い参考の程度で、今御返事の中にも關係方面という言葉があつたのでありますが、現在日本の食糧が絶對量が不足しておるときに、さつきも申し上げた通り、この三千萬石餘の供出を、農民は喜んで今日の國民食糧のために供出しようとするときに、もしその供出
わが國といたしましても、この世界経済の一翼を担う重大なる責任感の下に、ますます努力せねばならないのでありまするが、この意味におきましても、わが國國民食糧の自立いかんは、世界的食糧危機に当面いたしまして、各國の最も注目しておるところであります。
もとよりそう申しましても、主要食糧すなわち國民食糧の確保が眼目であることは申すまでもありませんが、そこに戦争中の集中生産と現在では多少—むしろ戦争中極端にいきました集中生産をある程度もどそうじやないか、こういうので、よほどそこに考え方と実際の事情との相違がございます。なお作付統制にありました不急作物の統制ということにつきましては、この法律におきましてもその規定は設けております。
今日、國民食糧の絶対不足量は連合軍の援助にまたなければなりませんが、これとても日本の全農民が生産に努力をし、供出の責任を完遂して後にのみ懇請されるものであり、また許可もなされるものであります。